主な目的は大きく2つあります。中国パッケージ印刷
一つは上海の印刷会社視察で、日本の品質基準をクリアしており、弊社が取り組んでいる産業資材印刷物(パッケージ・ラベル・軟包装・手提げ袋)の大ロット生産が可能な協力会社の発掘です。
もう一つは、中国で使用されている印刷原料(用紙・CTP版・インク)の品質と調達先の調査です。
あらかじめ弊社と取引のある大手印刷機器メーカー様の現地法人の協力をいただいており、弊社の希望を事前に連絡させていただき、適していると思われる印刷会社を7社ピックアップしていただいておりました。
関空を飛び立ち、上海に着いて思ったことは、高層建造物が多いことでした。上海は万博効果でインフラが整備され、都市開発もまだまだ続いており、建築中マ
ンションも多数見かけられる近代的な都市でした。
20日(月)から印刷会社の視察を始めたのですが、中国語を話せない私共にとって最も有難かったのは、今回7社ピックアップしていただいた企業の現地法人
の方が、通訳として5日間ずっと同席していただいたことでした。印刷の技術は日々進化しており、特殊知識と用語が必要な場合が多々あります。特に今回の視
察はQCD意識の高さの確認も含んでおりますので、私共も専門的な質問をするケースがあり、印刷知識が無い人が通訳をすると質問内容がズレて伝わる場合が
あるからです。
今回視察を行ってきた中で印象に残った印刷会社を2社、ご紹介させていただきます。
1社は中国でも1、2を争う規模で高級美術印刷・パッケージ全般を手掛けている総合印刷会社の上海工場です。
もう1社はパッケージ印刷なら自社工場で一貫して行える大型な印刷会社です。
総合印刷会社の上海副代表は日本で製版技術を習得後に本国に戻られたので、日本語も堪能で私共の訪問中は日本語で対応いただきました。枚葉4色・5色・6
色・8色機,フレキソ8色機を保有され、自動製袋機・トムソン・サックマシーン・表面加工・製本機などあらゆる設備が整っていました。また隣の敷地には現
工場の2倍規模の工場を増設中で今後、新たにフレキソ印刷機の導入を検討されておられました。さらにこちらの印刷会社はCTP版を自社で製造もしていまし
た。日本と中国では用紙・CTP版などで規格サイズが異なっており、日本でも最近よく使われている輸入紙は、日本向けに規格サイズで断裁されたものを使用
しています。今回テスト用にこのCTP版を提供してもらい、弊社の設備に対応するのか、印刷品質は基準値を満たすものなのかの検証を現在進めています。
もう1社のパッケージ印刷会社はヨーロッパから色々な知識・技術を取り込み、いち早くUV印刷機の導入をされたと自負しておられました。CMSもアメリカ
基準にて行っており、検査体制もしっかりしていました。ヨーロッパ向けの資材が全体の30~40%ほどらしく、昨今のヨーロッパ情勢が経営に大きく左右し
てくると代表者の方はおっしゃっておりました。
どちらの企業にも共通していた事は、手作業を行う内職工程と人数の多さでした。やはり日本と比較して人件費は圧倒的に安いので、この人力が中国の強さの一つであると実感しました。中国パッケージ
今回訪問した印刷会社は大体がISO9001・14001を取得しておりました。
また、弊社では対応が困難な商材を協力してもらえる印刷会社も数社見つけることができ、まずまずの成果ではなかったかと思います。
言葉・文化・風習が違う国ですが、印刷に対する取り組みは、ある意味日本よりも貪欲な人たちが多いと思いました
。
今後も本社工場では引き続き、6色印刷を中心とした高級美術印刷をはじめ、クライアントニーズの高い小ロット多品種に対応した印刷物のQCDを追い求め、
更にパッケージ・手提げ袋などの産業資材印刷物も、海外調達を含めた協力会社とのコラボレーションとイノベーションによって益々お客様の要望に柔軟に対応
できる仕組みをすすめていく予定です。
今後も弊社の取り組みにご期待ください。
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